300日推定問題。大人としてのケジメ。


例の300日推定問題。
「離婚後300日以内に生まれた子は前の夫の子と推定する」
庶民に身近な問題のため連日のように報道された。

特例新法を作るという動きもあったが、
結局、運用を見直すという方針でひとまず結着した。
「離婚後に妊娠したという医者の診断書があれば、
前の夫の子としての推定が覆る」という運用に変更。

だが、この運用変更では離婚前妊娠のケースが救済されない。
推定による不利益を受けているケースの大半は離婚前妊娠と言われており、
運用変更では1割も救済されないだろうとも言われている。

このように未だに解決の糸口すら見つからない推定問題だが、
なぜここまで揉めているのかの原点を分かりやすく説明してみる。

まず、300日推定。
これはその名の通り、あくまで「推定」に過ぎない。
推定とは「推測されるとみなす」ということ。所詮が推測にすぎない。
つまり、推定を覆せばいいだけの話。
具体的には裁判所で前の夫の子ではないことを証明すれば解決する。

ではなぜ問題になっているのか?
答えは当事者が「裁判を利用したくない」というだけの話。
前の夫と顔を合わせたくないという妻側の事情が大きい。
その理由は、元夫の家庭内暴力から単なる我侭まで幅広い。
国の制度に対し、夫婦の私的な事情を考慮しろと主張する側面がある。

ここで衝突するのが二つの価値観。

① 生まれた子供を救済することだけを考える立場
② 家族制度(婚姻制度)を重視する立場

まず、①の考え方は、何が何でも子供優先。
極端な話、子供救済のためなら他の事は二の次という考え方。
無戸籍の子供は様々な行政サービスが受けられない。
親の都合で子供にそのような思いをさせてはいけない。
<仮に離婚前妊娠であっても今の夫の子にする>という考え方に行き着く。

次に、②の考え方は、守るべきは家族の制度という価値観。
婚姻(結婚)を重視する以上、婚姻中の妊娠はその夫婦の子となる。
逆に言えば、その夫婦の子と推定されないとすると、
不倫によって婚外で生まれた子が存在する可能性を認めることになる。
離婚していない状況で夫以外の男の子どもを宿す行為を不倫と断罪する。
だから<離婚前妊娠は前の夫の子と推定する>という考え方に行き着く。

両価値観は真っ向から対立しており平行線を辿っている。

ただ、問題となっている民法の300日規定だが、
この規定の本来の意味は「父親の推定」。
あくまで家族制度を定めた法。
それが現代の離婚社会になって、結果的に子の不幸を招くに至り、
時代遅れだという批判が出てきたという経緯である。

つまり、子の不幸はあくまで結果的に生まれたものであり、
その原因は、法ではなく、離婚社会化という社会の変化である。

法に文句を言う前に非難すべき客体があるのではないかと思う。
それが「親の責任」。

法は「前の夫の子とみなす」ではなく「推定する」と書かれている。
あくまで前の夫の子ではない可能性も考慮してくれている。
家族制度を守る立場からすればギリギリの譲歩と言えよう。

「前の夫の子」とする推定に納得がいかないのであれば、
その推定を覆すことこそが親の責任ではないだろうか。

前夫婦間の私的な事情が全ての原因だというのに、
子供の救済を前面に出し、法律が悪いと言い張るのは如何なものか。
親としての責任を国のせいにして責任転嫁してるようにもみえる。

確かに、現代は離婚社会。
その割には司法の処理能力は低い。
離婚調停もそうとう長引くケースが多い。

離婚調停も3年4年と続くと、
その間に新しい男との間に子供が出来てもおかしくはない。

だが、今の時代の婚姻は大昔と異なり、自由結婚である。
婚姻の意思なしに結婚できるものではない。
曲がりなりにもお互いが夫婦として頑張ろうと結婚したはずだ。

その婚姻が破綻を来たし、離婚するに至ったとする。
この場合は大人としてケジメくらいつけてもらわないと困る。
離婚をキッチリと終わらせたあとに新しい男と子づくりしてもらいたい。

離婚調停が長引いた結果、出産適齢期を過ぎてしまったとしても、
そのリスクは自由結婚の代償として負わないといけない。
それが大人の責任というものだと思われる。

まず、離婚前は他の男とSEXしても絶対に子供を生むな。
離婚は社会的に重大な反省行為。離婚後半年くらいは謹慎しろ。
これが道徳としての大前提である。
この程度のことを守ればそもそも不遇な子供なぞ生まれない。

そこまで規制をかけた上でなお生まれてしまった子は、
残念だが親が悪かったと思って諦めてもらうしかない。

モザイクかかった母親が抗議している姿をTVでよく見る。
その度に思うことがある。それはおかしいだろうと。
まず自分の行為を恥じた上で国に泣きつく姿勢が正解だろうと。
責任転嫁にも程がある。

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